節制と戦車と蟹座と射手座 [タロットあれこれ]
タロットでは、占星術と連動させて12の星座をカードの当て嵌めてるものがあります。
ただ、その当て嵌め方が本によってまちまちで違う記述もあるようです。
特にそれが顕著の表れているのが、蟹座と射手座の当て嵌まるカードでしょう。
絲が初めて読んだタロット本・葵和歌さんの書かれたものでは、
蟹座=節制 射手座=戦車 と表記されていました。
人ははじめて読むもの知るものはどうしても無防備に信じてしまう傾向があるようで、絲もそれをずっと信じてきていました。
しかし、いろんなタロット本を読んでいくと、蟹座=戦車 射手座=節制 と絲が知ってるものと逆の表記されているものを目にするようになりました。
どういうことだろう、と調べていくうちに藤森緑氏の「タロット・リーディング」という本の中でこういう記述を見つけました。
「このカード(戦車)には占星術との関連として『蟹座』があてられているが、タロット・デッキの中には『節制』と入れ替えて、『戦車』には射手座を、『節制』には蟹座をあてているものもある」と。
なんと!つまり、戦車=蟹座 節制=射手座を当てはめている所は伝統派で、
節制=蟹座 戦車=射手座を当て嵌めてる所はニューウェーブ派(勝手に名付け)という事のようです。
更に藤森氏は、こう続けてます。
「筆者としてもこのカード(戦車)に無理やり蟹座を当てはめた感が拭えず、『節制』の射手座と入れ替えるのは賛成である」と。
つまり、藤森氏は伝統に則って、蟹座=戦車 と表記したけれど、それには自身でも疑問を持ってられて気持ち的にはニューウェーブ派に賛成らしいです。
イーデン・グレイ氏著の「皆伝タロット」という本もニューウェーブ派らしく、星座の当て嵌め方が葵氏のと同じでした。
ここで比較しやすいように、判りやすく双方を書き出してみます。
左(中央)がニューウェイブ派ので、右が伝統派です。
牡羊座 ・・・ 太陽 ・・・ 皇帝
牡牛座 ・・・ 法王 ・・・ 法王
双子座 ・・・ 恋人 ・・・ 恋人
蟹座 ・・・ 節制 ・・・ 戦車
獅子座 ・・・ 力 ・・・ 力
乙女座 ・・・ 隠者 ・・・ 隠者
天秤座 ・・・ 正義 ・・・ 正義
蠍座 ・・・ 審判 ・・・ 死神
射手座 ・・・ 戦車 ・・・ 節制
山羊座 ・・・ 悪魔 ・・・ 悪魔
水瓶座 ・・・ 星 ・・・ 星
魚座 ・・・ 月 ・・・ 月
と、いう事です。
こうして比べてみると、蟹座と射手座以外では牡羊座と蠍座も違ってますね。
蠍座はニューウェーブ派の方が嬉しいんじゃないでしょうか。死神より審判の方がイメージ良さそうですし。
そこ以外の星座はほとんど一緒です。
ふと気がついてみると、伝統派はカードの順番の並びになってるのですよね。
4番皇帝=牡羊、5番法王=牡牛、6番恋人=双子、だから7番の戦車はその順番で蟹座に?
藤森氏が「無理やり当て嵌めた」と感じたのはその所為かも。
でも、もっと古いタロットでは、「力」と「正義」のカードが入れ替わってたという話ですし、順番説は正しいのかどうか判らないです。
また、「力」と「正義」の入れ替えがあったように、「節制」と「戦車」の星座の当て嵌め入れ替え案もあっていいようにも思えてきます。
でも、これはどちらが正しいと言うのものでもないように思えます。
伝統派は「伝統だから正しいんだ」と言うだろうし、ニューウェーブ派は「カードの意味と星座の性格を考えようよ」と言うでしょう。
また、絲のように最初に覚えたものをそのまま信じてしまう人もいるでしょう。
なので、違う当て嵌め方もあるよーとまあ覚えてもらうといいように思います。
それでは、これにて。
ただ、その当て嵌め方が本によってまちまちで違う記述もあるようです。
特にそれが顕著の表れているのが、蟹座と射手座の当て嵌まるカードでしょう。
絲が初めて読んだタロット本・葵和歌さんの書かれたものでは、
蟹座=節制 射手座=戦車 と表記されていました。
人ははじめて読むもの知るものはどうしても無防備に信じてしまう傾向があるようで、絲もそれをずっと信じてきていました。
しかし、いろんなタロット本を読んでいくと、蟹座=戦車 射手座=節制 と絲が知ってるものと逆の表記されているものを目にするようになりました。
どういうことだろう、と調べていくうちに藤森緑氏の「タロット・リーディング」という本の中でこういう記述を見つけました。
「このカード(戦車)には占星術との関連として『蟹座』があてられているが、タロット・デッキの中には『節制』と入れ替えて、『戦車』には射手座を、『節制』には蟹座をあてているものもある」と。
なんと!つまり、戦車=蟹座 節制=射手座を当てはめている所は伝統派で、
節制=蟹座 戦車=射手座を当て嵌めてる所はニューウェーブ派(勝手に名付け)という事のようです。
更に藤森氏は、こう続けてます。
「筆者としてもこのカード(戦車)に無理やり蟹座を当てはめた感が拭えず、『節制』の射手座と入れ替えるのは賛成である」と。
つまり、藤森氏は伝統に則って、蟹座=戦車 と表記したけれど、それには自身でも疑問を持ってられて気持ち的にはニューウェーブ派に賛成らしいです。
イーデン・グレイ氏著の「皆伝タロット」という本もニューウェーブ派らしく、星座の当て嵌め方が葵氏のと同じでした。
ここで比較しやすいように、判りやすく双方を書き出してみます。
左(中央)がニューウェイブ派ので、右が伝統派です。
牡羊座 ・・・ 太陽 ・・・ 皇帝
牡牛座 ・・・ 法王 ・・・ 法王
双子座 ・・・ 恋人 ・・・ 恋人
蟹座 ・・・ 節制 ・・・ 戦車
獅子座 ・・・ 力 ・・・ 力
乙女座 ・・・ 隠者 ・・・ 隠者
天秤座 ・・・ 正義 ・・・ 正義
蠍座 ・・・ 審判 ・・・ 死神
射手座 ・・・ 戦車 ・・・ 節制
山羊座 ・・・ 悪魔 ・・・ 悪魔
水瓶座 ・・・ 星 ・・・ 星
魚座 ・・・ 月 ・・・ 月
と、いう事です。
こうして比べてみると、蟹座と射手座以外では牡羊座と蠍座も違ってますね。
蠍座はニューウェーブ派の方が嬉しいんじゃないでしょうか。死神より審判の方がイメージ良さそうですし。
そこ以外の星座はほとんど一緒です。
ふと気がついてみると、伝統派はカードの順番の並びになってるのですよね。
4番皇帝=牡羊、5番法王=牡牛、6番恋人=双子、だから7番の戦車はその順番で蟹座に?
藤森氏が「無理やり当て嵌めた」と感じたのはその所為かも。
でも、もっと古いタロットでは、「力」と「正義」のカードが入れ替わってたという話ですし、順番説は正しいのかどうか判らないです。
また、「力」と「正義」の入れ替えがあったように、「節制」と「戦車」の星座の当て嵌め入れ替え案もあっていいようにも思えてきます。
でも、これはどちらが正しいと言うのものでもないように思えます。
伝統派は「伝統だから正しいんだ」と言うだろうし、ニューウェーブ派は「カードの意味と星座の性格を考えようよ」と言うでしょう。
また、絲のように最初に覚えたものをそのまま信じてしまう人もいるでしょう。
なので、違う当て嵌め方もあるよーとまあ覚えてもらうといいように思います。
それでは、これにて。
タグ:タロット
私は蟹座=節制、射手座=戦車の方がピッタリくるんですが、でも、たしかに言われてみれば蟹座も猪突猛進、みたいな所ありそうな気がするし、射手座の友達って意外に倹約家な所もあるし。。。??^^;汗
魚座とか乙女座、獅子座あたりはすごく納得できますが山羊座の悪魔は何故なんでしょうね。自分の星座の対応カードしか知らなかったんですが、各星座それぞれ考えてみると面白いんですね^^
by マイン (2011-03-26 04:15)
マインさん、こんにちは。
私の昔の射手座の友人はかなり浪費家でしたけどね。そこは個人の性格にもよるのでしょう。
山羊座の「悪魔」は、まず、悪魔像って山羊の頭に人の体じゃないですか。
それに、悪魔儀式の時に生贄に山羊を使ったりするんですよね。
「スケープ・ゴート」という言葉は「生贄の山羊」という意味で、悪魔儀式から来た言葉なんです。
そういう訳で、「悪魔」と「山羊」は結構関連があるんですよ。
また、「義務」というものからくる「責任」の重さから、「縛られる」→「悪魔」という発想なのかもしれません。
by 比翼 絲 (2011-03-26 15:51)
タロットの解説によって、解釈はまちまちで統一はないですよね、確かに。著者によって違ったりするのでしょうかね・・・。
それと、コメント・・・すみませんでした。過去にさかのぼり、全てお返事致しましたので、よろしくお願い致します。
so-netユーザーのみの受付に致しました・・・本当にごめんなさい!!
エロコメント・・・本当に困ったものです。
by 冴樹 輝 (2011-03-27 00:07)
そうですね、著者によって解釈も違いますね。
他の本では違う星座に当て嵌めてるのもあるのかなー?
あるなら調べてみたいですね。^^
エロコメント…最近は届いてませんね。
あれはきっと広告なのでしょう。
by 比翼 絲 (2011-03-30 14:09)