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「審判」カードは重い? [タロットあれこれ]

タロットカードの中で、どう捉えていいのか分からず困ってしまうカードってありますか?[スペード]
絲の場合、審判のカードがそれなのです。
審判-ジャッジメント。デッキによっては、復活とも呼ぶようです。
天使がラッパを吹いて死者がよみがえるという絵柄から想像するに、復縁・復職・復帰などの復活的な意味合いがあるようです。
まあ、このカードが来たら、文句なしに良い意味に捉えていいでしょうね。
相手の気持ちの所に出たら「相手はあなたの事が大好きです」と言えるでしょうし、未来や最終結果などに来れば間違いなく「良い事がありそうです」と言えると思います。
というか、それで誤魔化してる節も実はあるのですよ。
対策などの位置に出ると、途端にどう言っていいのか分からなくて困ってしまうのです。
復活という意味合いから「一度やったものをもう一度やってみる」「昔の知り合いを頼ってみよう」などとアドバイスしてみたりしています。
また、「良い知らせ」などの意味もあるようなのです。
これまでしてきた事の報いが現れるそうで、良い事をして来たならそれに相応しい結果が現れるという事なのだそうです。
それは裏を返せば、悪い事にもそれ相当な報いもあるということです。

でも、何でしょうね。この審判のカードって何か重い雰囲気があるのですよ。
運命よりも強い宿命みたいな、そんな重たいイメージです。
よく「運命は変えられるけれど、宿命は変えられない」と言いますよね。
審判のカードはそんな宿命をイメージしてしまうのです。
奇しくも、運命の輪のカードは10番で、その倍に当たる20番がこの審判のカードになります。
タロットでの数字は関連性があるという事だそうなので、やはり運命より重い宿命を審判は意味してるのではと思えてくるのです。
考えてみれば、このカードが示す復活愛って一度壊れた愛情がよみがえるという事ですし、壊れてもなお相手を思い続ける強い気持ちがなければ出来ないでしょう。
それに、このカードを占星術で当て嵌めると、蠍座か冥王星が来るようです。
どちらもストーカー気質と言うか、ヤンデレっぽいんですよね。(すべての蠍座がそうではありません)
ヤンデレというのは、病んでるくらいにデレデレして病的に好きになってしまう人の事です。
今のタイムリーな話題で例えるなら、某離婚訴訟問題で騒がれている奥さんの事とか。(これで分かったら凄い)[あせあせ(飛び散る汗)]
好かれるのは嬉しいものだし、ツンデレよりは愛情をめいいっぱい示してくれるのだけれど、思いが重いと逃げちゃう人もいるのですよね。
気持ちの位置にこのカードを見つけてしまうと、凄く重い愛情を感じてしまいます。[黒ハート]
でも、人の感じ方はそれぞれですし、好意を持ってる相手からそれくらいの強い愛情を持たれていたら嬉しいと思いますよ。多分…ね。

話はそれましたが、意味や解釈に困ってしまうのは、このカードにそれほど向き合って来なかったからではとも思います。
これを機に審判カードの事をもっと理解を…とも考えて調べまくりました。
とは言うものの、具体的には理解出来ず、何となく感じたのは重いイメージとヤンデレ。
いっそ、ヤンデレカードとして呼んでしまおうかと思っちゃいました(笑)。
絲自身はこのカードを苦手と思いつつも、カードのほうはお構いなしに結構出て来るのですよ。
え、また?ってくらいに何故か。
なので、実はこのカードは絲のことを好いてくれてるのでは思ってしまいます。
いろんな場面で、教えたがってるようにも感じますし。
だったら、自分もこのカードのことを好いてやらねば、と思ってしまうのですよね。
少しずつカードの意味を理解し、イメージを深化するようにしようと思います。[パンチ]

 

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ジャンピング・カード [タロットあれこれ]

タロットで占う時にシャッフルしますよね。[台風]
この時に、不意にひっくり返って表を見せてしまうカードがあります。
そういうカードの事を、ジャンピング・カードと呼ぶようです。[ハート]
飛び跳ねるカードというか、そういう意味でしょう。
占師の中には、そういうカードを特別な意味があると考え、シャッフルしてる中に戻さず脇に置いて、後に並べたカードとは別に解釈し鑑定される方もいるようです。
絲の場合はといいますと、取りあえずそのカードがどんなカードなのか確認し、元に戻します。
単なる偶然だったかもしれないので、特別に意味はないとして他のカードと混ぜます。
しかしですね、このジャンピング・カードはもう一度出て来る確率が高いのですよ。[目]
スプレッドで並べた時に出て来たり、1枚引きでも出て来たり、とするのです。
それも「ここに出るか?!」という絶妙な位置で出て来たりするのです。
こうなると、もはや偶然ではなく必然だった?と思えてなりません。[眼鏡]
正直に言うと、絲はひっくり返ったカードはただの偶然なのか必然なカードなのか見極めたくて、カードの種類だけ覚えて元に戻しています。
必然ならば、もう一度現れるからです。
それに、それがどの位置で出て来るのかも知りたいからです。
そこの位置が重要な意味だったりするからです。
どうしてひっくり返ったカードがもう一度現れるのか?それは謎です。[パスワード]
と言うか、タロットという占い自体が偶然性を重視したものなので、そうしたひっくり返るという偶然も意味があると考えても不思議はないのかもしれません。
もし、タロットに意識があるのなら、その占う対象について伝えたいと言う想いが、先走ってそういう現象のカードを生んだのかもしれませんね。
捲った時の1枚目で出て来る事も多いです。
戻した後も入念にシャッフルしカットもしたのに、7枚目ルールでやってるのに、何故この確立で出て来るのか?本当に不思議です。
でも、そのカードが出なかった場合は?それはただの偶然だったと忘れましょう。[あせあせ(飛び散る汗)]
出ない場合もやっぱりありますから。
しかし、ジャンピング・カードという、そういうカードがあると言うのも、タロットの不思議の一つです。[ダイヤ]
それでは、これにて。[かわいい]

タグ:タロット
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久し振りのタロット購入 [タロットあれこれ]

久し振りに買い物をしました。[プレゼント]
買い物といっても日常の買い物ではなく、アマゾンを使ってタロット・デッキを購入したのです。
実に1年振り…いえ、正確には1年半振りです。前回購入したのは、去年の3月頃でしたから。
何しろ、届いてさあこれの事を書こうかなと思ってたら、あの大震災が起きてしまいましたからねぇ。
とても浮かれた調子で「タロット購入しました~」とルンルンな記事を書けるような雰囲気ではなくなってしまいましたから。[バッド(下向き矢印)]
その時に紹介しそびれたのが、ムーンガーデン・タロットでした。[満月]
でもまあ、占いする時に使用デッキを書いてるので、分かる人には分かってられたかもしれませんね。
それでもってタロット購入が久し振りになったのは、カートには入れたものの、買うタイミングが掴めずにズルズルと引き延ばしていたからでもあります。
だって、最初買おうとした時は1,400円台だったのに、しばらくしたら1,700円くらいになってるのです。
アマゾンって、時折価格変動するのですよ。[たらーっ(汗)]
高くなったものって買う気がしなくなるのですよね。損した気分になって。
で、しばらくしたら元の値段に戻るかなぁとか考えてしまい、少し放置したのです。
そうしたら、次は1,900円くらいになってるんですよ~。
そしてその内に1,600円台になったりとアップダウンが激しくて、どの辺りに買えばいいのか分からなくなっちゃったのです。
それに、「今週はちょっと忙しいし、届いても受け取れないかも」「今月は経済的に厳しいな~」とか都合の悪い時期もあったりと、タイミングが合わなかったりとするのですよね。
そんなこんなで、なかなか良いタイミングが見つからなかった訳なのです。
が、そんな中で漸く価格的にもタイミング的にも丁度よい時期にやっと買えました。[ハートたち(複数ハート)]

まずは、雑誌で見て一目惚れしたペイガン・キャッツ・タロットです。[猫]
ペイガン・キャッツは、キャッツと付くことからお分かりでしょうが、猫のタロットです。
ホワイト・キャッツは猫が擬人化した絵でしたが、ペイガン・キャッツは本当に猫猫しい絵なんです。
二本足で立ってたり、服を着ていたり、と言った人間っぽい猫ではなく、ひたすら猫らしい猫なんです。
見てると、あまりの可愛さに撫で回したくなるような猫達がいっぱいです。
絵のほうも、このカードにはそういう表現か~と驚くようなものもあります。
例えば、「吊られた男」はカーテンに上って逆さになってる猫とか、「節制」は金魚鉢をひっくり返していたりとか。
ナイトのカードでは、猫が他の動物の上に乗っていたりします。馬の代わりなのでしょう。
なかなか表現も凝っていて、見てるだけで楽しいです。
それにしても、Paganってどういう意味だろうと気になって辞書で調べてみたら載ってなくて、難しい方の辞書で見ると、「異教徒」または「不信心者」という意味らしいです。
という事は、「異教徒の猫達」または「不信心な猫達」という意味になるのでしょうか。
なんだか、違和感が…。
だって、ほとんどウェイト版と似たような解釈の絵なんですよ。対象は猫ですが。
それなのに、「異教徒」?「不信心」?そういうようには見えないですけどねぇ…。
それとも、違う意味か解釈でもあるのでしょうか?不思議です。[眼鏡]

それから、これもサイトで見て欲しいと思ったパウリナ・タロットです。[リボン]
パウリナというのは、このタロットを描いた絵師さんの名前であるようです。
絵師の名をそのままタロット名に付けるというのは、それほどその方が人気だという事なのでしょうか。
確かに、幻想的でオリジナル色の強い絵です。
見ていると、まるで1冊の画集を見ているような気分になります。
1枚1枚が丁寧で、細部にまで拘りがあって、タロットという実利のものではなく、まるで一つの芸術品と言っていいかもしれません。
絵師の魂が78枚に込められてるような気がしました。
さすがに、自分の名をタロットに付けるだけの事はありそうです。
Webサイトでこのタロットのパッケージを見た時、シャガールみたいと思ったのですが、ちょっと訂正します。
シャガールよりもオリジナリティが強いですね。一つの物語性を持っていて、まるで絵本そのものです。
上手く言えませんが、この絵師さんの独特の世界観が出ているように思えてなりません。
それにしても、どちらのタロットも78枚ものカードをしっかり描くのですから、絵描きの人は凄いなと感心してしまいます。
この努力に報いれるように、タロットと仲良くなりたいです。[るんるん]

しかし、こういうタロット紹介は文章ではなく写真の方が一目瞭然で分かりやすいのでしょうね。[目]
それが出来ないのは、写真の載せ方がイマイチ分からないのと、ブログが重くなるから嫌だと言うのがあります。
そうでなくても、しょっちゅうサーバーが重くなってフリーズしちゃうですよ。
なので、写真掲載はちょっとゴメンナサイなのです。[もうやだ~(悲しい顔)]
そのうち、そういうのもマスターしてみたいです。
それでは、これにて。[かわいい]

タグ:タロット
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YES/NOな質問の仕方 [タロットあれこれ]

占いの鑑定をしていると、たまに困ったメールも届きます。[メール]
何を聞きたいのか明確な質問のないのも困りますが、明確すぎてそれは占えないよ、というのもあります。
自分としては、前者より後者の方が困るのですよね。[ふらふら]
前者のほうは、内容から「これが聞きたいのかな?」と適当に拾えるし、明確でない分こちらで質問を作る事も出来ます。
しかし、明確すぎて占えない質問には誤魔化しようがないのですよね。
これを聞きたい!という相談者の強過ぎる思いが見えてくるからです。
何とか方向性と文法を変えて占ってみますが、中にはどう変えてもこれは…というのもあります。
で、明確すぎて占えない質問には特徴があって、それは質問の仕方がYES/NO式なのですよ。
YES/NO式の質問とは何かと言いますと、答える際にYESかNO、はいかいいえ、でしか答えられない質問です。
例えば、「私は彼と付き合えますか?」「彼とは結婚できますか?」「彼からメールは来ますか?」「私は~になれますか?」などの質問です。
うん、分かるんですよ。明確な答えが欲しいという気持ち。白か黒か、はっきりさせたいのですよね。
でもねぇ…、それだと答え辛いのですよ。[たらーっ(汗)]
どうして答え辛いのかと言うと、まず未来と言うのは不確定なものでYES/NOだけでは判断できないのですよ。
例えば「彼と結婚出来ますか?」という質問だと、「結婚」という結果にばかり拘り過ぎて、経過をないがしろにしがちになります。
恋愛関係の二人の過程を大切にせずに、いきなり結論だけを求めるのは論外です。
それに、結婚さえすればそれで良いのかと事でもあります。
形式だけの愛情のない結婚でも、結婚は結婚ですよね。それでも、満足なのでしょうか。
幸せの形が多様化してきたこの現代において、結婚だけが幸せなのかという問いもあります。

そりゃまあぶっちゃけ言うと、YES/NOでも占えなくはないですよ。[眼鏡]
でも、出したカードをどういう方向でYES/NOを決めるかと先に決めておかないと、出した途端に迷う事にもなるのですよ。
意味重視にするか、正・逆の位置重視でいくか。[カチンコ]
まあ、ポピュラーなのは、正位置→YES、逆位置→NO というやり方ですね。絲もそれでやってます。
でも、それなら別にタロットでなくても、コインの表裏でも良いわけですよね。
また、意味重視でいけばこれも迷う事にもなります。
例えば、出したカードが塔の正位置ならどう解釈しますか?死神の正位置なら?
意味的、印象的にはNO。だが正位置だからYES。さあ、どうする?
でも、質問を最初から「~はどうなる?」という質問をしていたら迷う事などなく、意味重視で解釈できますよね。
タロットでは、質問の仕方が一番重要で、カードにとって答えやすい質問の仕方をするのが第一です。
YES/NOな質問の仕方は、シンプルなように見えて実は答えにくいのですよ。
タロットの初心者及び独学者が陥りやすいタロット占いの失敗は、意外とこういう所だったりするのです。[パンチ]

YES/NOな質問は何がそんなに良くないかと言うと、それだとクロス・ド・クエスチョン-質問を閉じてしまう事になるのですよ。
「結婚できますか?」「付き合えますか?」という質問に結果を先に言う事で、それだけで満足して質問を閉じてしまうからです。
それよりかは、オープン・ザ・クエスチョン-質問を広げる事のほうが望ましいのです。
「結婚は?」「付き合える?」と問うよりは、「二人の仲はどうなる?」と問う事により結果より経過を提示できます。
そこから、「もっと先は?」「結婚に導くならどうすればいい?」「~をしたらどうなる?」と質問を広げていけるのです。
人生って、経過の連続ですからね。結婚だって経過の一つです。
経過を提示することで、自らの望む未来へと選択していけるのです。
結果のみを提示することは、人生の選択への助言さえ出来ません。
待ってるだけでその未来が来ると思われて、それで「外れた」と言われては溜まりませんからね。[ちっ(怒った顔)]

絲のタロットの師匠は、勉強会などで腕前を披露する時にYES/NOな質問の仕方をするとすぐに矯正を入れてくる人でして、それで絲も鍛えられました。
いろんな流派な占い方もあるので、YES/NOな質問の仕方もOKな所もあるので、一概にダメとは言えません。
でも、出来たらタロットの初心者や独学者は注意してもらいたいです。
そして、鑑定依頼をしたい方は、質問がYES/NOになってないかを気を付けて下さると助かります。
それでは、この辺で。[かわいい]

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「隠者」カードのシンパシー [タロットあれこれ]

このカードって、不思議と若い人に人気あるのですよね。
描かれている人物は、老人 なのに、です。[目]
話を聞いてみると、どうやら自分をこのカードに重ねているようです。
暗くてオタクっぽくて引き篭もり的な感じが共感しちゃうのでしょうか。
あるいは、研究者っぽい所が、勉強に打ち込んでる自分と重なるのでしょうか。
隠者のカードの人物は、手元に灯りを灯し、暗い中を自分の足元のみを照らしています。
これは、自分自身への問い掛けをしてるのでは、と思えてなりません。
若者って、未来が無限にあるのに、意外に視野が狭いのですよね。
もっと色んな可能性があるのを見ればいいのに、と思うのですが、若者は若者なりに、足元を固めないと何も出来ないと思ってるようで、自分自身への問い掛けに必死なようです。
自分自身への探求。[パスワード]
これこそが「隠者」の意味でもあり、若者達が求めているものなのでしょう。
それ故に、若者はこのカードに共感してしまうのではないでしょうか。

この「隠者」のカードに描かれている人物は、オールド・ワイズマン―老賢人―ではないかと思っております。
ワイズマンとは、ユング心理学でのアニムス―男性原理―を更にランクを上げた存在、―父性原理―の象徴とも呼ばれています。
ほら、ファンタジーものの小説や映画に、森の奥や辺境の地に住んでいる老人が出て来るケースをよく目にしないでしょうか?
「スターウォーズ」のヨーダ様のような。[ドコモ提供]
その老人は、大抵偏屈で人嫌いでしかし物知りで深い知識を持っています。
主人公に知恵を授け、修行の相手となったり、時には主人公が目を背けていた事実を突き付けたりもします。
ファンタジーものにおいては、なくてはならないファクターです。
その役割は、擬似的な父親の役を果たしてると言っていいでしょう。
それは、占星術においての土星のような存在感を持っているようです。
このカードが若者に人気があるのは、自分を重ねているだけじゃなく、そうした父親的な存在、父性原理を求めているのでは、とも思えて来るのです。

このカードは暗そうに見えても、その小さな灯りが安心感を与えてくれます。
それは、まるで灯台のようにも感じられます。[ぴかぴか(新しい)]
若い時分は、いろんな事で迷ったり悩んだり躓いたりの繰り返しです。
明るすぎる光よりも小さな灯りの方が安心するのかもしれませんね。[かわいい]

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タグ:タロット
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「節制」カードのイメージ [タロットあれこれ]

「節制」のカードって、とても綺麗なカードだと思いませんか?[ぴかぴか(新しい)]
と思うのも、好き故の欲目かもしれませんね。
はい、絲はタロットカードの中では一番好きなのが、この「節制」のカードです。[るんるん]
どうしてと聞かれると、うーん何ででしょうね。最初に手にしたタロットの中で、このカードの絵がとても綺麗だと思ったからなのかも。
羽根の生えた天使が瓶を入れ替えしていて、その姿がとても綺麗に感じて気に入っちゃったからなのでしょう。[揺れるハート]
このカードの前後って、あまり嬉しくないカードが並んでいますよね。
12番吊られた男、13番死神、15番悪魔、16番塔、と暗いカードがズラッと並んでいます。[スペード]
その中で、14番の節制が明るく見えてホッとするのですよね。
そういう心理効果もあるのかもしれないです。
しかし、「節制」のカードは解釈に困るという話はよく聞きます。
確かに、様々なタロット解釈本では「調和・バランス・順応・安定・中庸」となってます。
それだけでは具体的にイメージしにくいですよね。
また「節制」という言葉から来るイメージも影響しているのか、「控える」「制限する」と解釈する人もいるそうです。
「節」という字を、節約や節電のように感じてしまわれるのでしょう。
確かに、力が過剰の場合は控えるように促しますが、力の流れが少ない、もしくは無いような場合は、「控える」と言ってしまうと逆効果になってしまいます。
要は、一定の流れが必要でして、それは過剰でも少量でもないという事です。
「バランス」という意味を含んでいるのは、この量加減の事をさしているのでしょう。

このカードの場合、自分は意味より言葉より、絵のイメージで見てしまっています。[アート]
だって、凄く綺麗な波動を感じてしまうからです。[ぴかぴか(新しい)]
本当はそれは邪道かもしれませんが、絵から感じる清らかなイメージそのものを解釈としてしまうのです。
何故、このカードは清らかに感じるのか?
それは絵の天使が持ってる瓶の水から来るものでしょう。
水は清いものですが、動きをとめると途端に淀みます。
淀まない為に、絶えず水の流れを循環させる必要があります。
それ故に、天使は瓶を絶えず入れ替えし循環させているのです。
その動きは過剰でもなく停止でもなく、一定のリズムではならなくて、だから「調度いい速度」でなければならないのです。
逆位置ではこのリズムが狂い、循環がされてない事を意味します。
すなわち、それは水の淀みであり、不浄なものを意味するのです。
こうした動かすリズムが「節制」の働きであり、その意味にもなります。
それでも、このカードは意味として覚えるよりも、循環する水のイメージで覚えた方がいいのでは、と思います。
そこから湧き上がってくるイメージを言葉にすればいいのです。
なので、自分はこのカードには「浄化・純粋」などの意味で捉えています。
本の中には、そういう解釈も書いてあるのもあるので、間違ってはいない筈でしょう。
循環する事によって水は浄化され、より純粋なものになっていくように感じられるのです。
何より、このカードから感じる清らかな波動を感じて欲しいなぁと思うのです。[るんるん]

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「愚者」と「戦車」と「力」の違い [タロットあれこれ]

愚者と戦車と力 のカード。[クラブ]
これらのカードは大アルカナなので、出て来るととてもインパクトがあり、勢いとパワーを感じます。
出て来たなら、とても良い意味に捉えられ、成功や順調を意味するでしょう。
この三枚のカードは、内在するパワーの大きさはほぼ一緒なのですが、その使い方に違いがあるのです。[手(チョキ)]

まず、「愚者」はパワーはあるものの、その使い方の分からない子供のようなものです。
行動や想いに方向性やベクトルが付いてないのものだと思って下さい。
それ故にその動きは、フラフラ~としていてどこか危うげです。
ベクトルが無いという事で、どっちに行っていいのかが定まってないのです。
それは思想・理想・想い すべてに当て嵌ります。
まだ何にも染まってない思想は純粋であるが故に、何も知りません。
染まってないというのは、悪にも染まってないのと同時に、善にも染まってないのです。
場合のよっては、それは無知というものにも見えるでしょう。
つい性善説で、無垢=善 と解釈しがちですが、本当の意味での善は学習して身につくものです。
想いもそうです。ベクトルがない。つまり、特定に好意を寄せる相手がいないという事です。
好きという気持ちがあったとしても、それは漠然とした「好き」であって、子供が親を求めるような「好き」なのです。
でも、こうしたフラフラ~とした存在に、人は惹きつけられるのです。
何も出来ない子供だからこそ、その危うさに手を貸してしまうのでしょう。
危なっかしいから、助けたくなる、構いたくなる、与えたくなる。
そうした周囲を惹き付けるのも、「愚者」の能力の一つでもあるのです。

こうした力の塊にベクトルがついたのが「戦車」です。
それこそ一点集中。持てる力を一点に絞り、自分の信じる道に突き進むのです。[右斜め上]
それは、想いに対してもそうです。
特定の相手に向かって一直線に向かうのです。
まさに「狙い撃ち」というやつですね。[雷]
一点に集中した力はとても破壊力があり、その行動力や想いに周囲を巻き込んでいきます。
しかし、だからこそ望むものを手に入る可能性が強いのです。

「力」はそうした一点に向かうのではなく、逆に広範囲に伸ばします。
伸ばす事によってそのパワーは均一になり、包み込むようにも働きます。
行動力も包み込むようにもなる事で優しくなり、強引さよりも包容力を感じます。
想いもそうで、特定の相手や周囲の人を包み込むようにも愛するのです。
それ故に、相手または周囲は手懐けられていく訳です。
「力」のカードの絵を思い出して下さい。女性が獅子を抑えている。それは力で抑えているというよりも、手懐けているのだと言っていいでしょう。
「手懐ける」為の能力の使い方。それが包み込むやり方なのです。
効率的に望むものを手に入れていくのが、「力」の効力・やり方なのでしょう。

以上が、絲がイメージするそれぞれのカードの違いです。
比較する事によって、イメージが鮮明になるので、ちょっと紹介してみました。[るんるん]
それでは、これにて。[リボン]

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「女教皇」=ツンデレカード [タロットあれこれ]

ハイプリエステス…女教皇 と呼ばれているカードは、出て来ると解釈に困るカードでもあります。[ダイヤ]
タロット関連の書物によれば、勉強や仕事には吉だが、恋愛においては凶…とまでは行かないけれど円満とは言えないとか、そういう捉え方をされてるようです。[本]
カードに描かれている女性からは、知性・理性・高い教養・精神性、などを感じます。
高潔で理想に燃える、快楽や物質を求めるよりも高次元なプラトニックさを求めているようなイメージです。[夜]
同時に、彼女からは冷たい、冷静すぎて人としての温もりが消えているようにも感じます。
彼女を現代に当て嵌めると、教師・キャリアウーマン・研究者 といった働く女性です。[眼鏡]
故に、勉強や仕事には吉、恋愛にはイマイチという答えになってしまうのでしょうね。

実は、絲はこのカードには「ツンデレさん」とこっそり呼んでいたりします。[るんるん]
ツンデレとは、普段はツンツンして人を寄せ付けない雰囲気なのに、好きな人にはデレっとしてしまうタイプの人なのです。
女教皇の場合、ツンをともかくデレるのか?という疑問もありますが、まあイメージとしては高尚なお嬢様っぽくツンツンしてる女性を想像してしまうのですよね。[リボン]
男の人を示す場合であっても、このカードが出て来たら「ツンデレ」な男なのだと解釈してしまいます。

タロット講座で教えてもらったこのカードの意味は「壁」でした。[人影]
それも「乗り越えられる壁」ということなのです。
今まで得て来た解釈とは違っていたので、最初はとても戸惑いました。[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、何度か占って経験するうちに、このカードにおける「壁」の意味が分かるようになってきました。
人は生まれ、最初のうちは親からの愛情を受け成長する。
ある程度成長すると、学校というものに行かなければならない。学校で勉強し、生きていく為の知恵を学ぶ訳です。しかし、各家庭で蝶よ花よと大切に育てられた子には、学校という今までとは違う環境に行く事はプレッシャーです。親に大切にされ、何でもしてもらえたのに、自分で勉強することは何故必要なのかまだ理解できないでしょう。
つまり、子供にとっては、学校・勉強・学ぶこと は「壁」であり「試練」なのです。[パンチ]
そして大抵の子供は、その「壁」を乗り越え、知識を身につけていきます。
仕事も、ある意味「壁」でしょう。
自分に与えられたものをこなす能力、期待に応える力、困難なものに立ち向かう役割、そういうものを乗り越えて報酬を満足を達成感を得る訳です。[手(グー)]
プレッシャーを与えてくれる「壁」ではあるが、それを乗り越えて得られるものがある訳で、そうした「壁」=乗り越えた先 も含めてこのカードは示しているのだと理解しました。[ひらめき]
そして、このカードに対する「ツンデレ」イメージもある意味間違ってないなと感じました。[晴れ]
「ツンデレ」って、要は自分の周りに「壁」を作ってるのですよ。しかし、それは防御の為というよりは「乗り越えてきて欲しい」という期待を込めての「壁」なのです。
普段ツンツンしてるのが「壁」であり、ツンで可愛くない対応の「私」に付いて来てくれる人を選別しているのですよ。
その上で「壁」を乗り越えてまでも愛してくれる人の出現を待ってる訳なのです。
ある意味、ずるいですね。
まあ、ツンデレって自分自身を高めに評価しないと出来ないですよ。
見た目も可愛い子ならツンデレでも付き合ってもいいなと思えるでしょうけれど、可愛くない子ならそのままバイバイしてしまうでしょう。
「壁」を乗り越えるなら、その先にあるものに「価値」がなければ乗り越えようとはしないものです。
ツンデレな相手に付き合うのは、その相手に余程の魅力がなければ迫ったりしないでしょう。
つまり、ツンデレな子は自分に自信があるか、自分を勘違いしてるか、あるいは相手を試してるか、なのでしょうね。
いや、もしかしたら試してるのは自分自身かも。「私はそれだけの価値のある人かな」という気持ちから、ツンデレしてどういう反応をするかで、自分の価値を確かめてるのかもしれないですね。[揺れるハート]
しかしまあ、ツンデレする方は良いとしても、それの相手をするのは疲れますよ。[バッド(下向き矢印)]
だから、恋愛的パターンではこのカードはもうチョイ的な解釈になってしまうのでしょうね。

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タロットの寿命 [タロットあれこれ]

タロットは消耗品なので、使い続ければいずれ寿命が来るそうです。[時計]
やはり、新品な物ほど答えにキレがあってシャープで、使い続けるうちにそのシャープさもなくなっていくものなのだそうです。
キレの悪くなったタロットは交換するしていくのが良いのだそうです。
とは言え、それが来た時にどう処分したらいいのか、考え物です。[ふらふら]
と、言うのも、ずっと使い続けていたユニバーサル・ウェイトのキレが最近悪くて、もしかして寿命かも…と思えるからです。[スペード]
キレ、というのは、カードをスライドさせた時に綺麗に動かなくなったので気付きます。
このデッキは基本に忠実であまり癖がなく、答えてほしいものにスッと答えをくれる、まるで有能な秘書のようなカードでした。[ダイヤ]
大きさも手頃で、大き過ぎず小さ過ぎずのポケットサイズ。
なので、つい使う頻度も多くなってしまっていました。
それがそのタロットの寿命を縮めてしまったということなのでしょうか。
タロットの寿命はまちまちで、やはり使う頻度にも因るのでしょう。
寿命を延ばす為に、水晶を側に置いたり月光浴をさせてみたりとしましたが、根本の延命にはなってなかったようです。
となると、使わないのが一番の延命になるのかと考え、現在は休止中です。
とは言え、一番基本に忠実なタロット故にどうしても使いたくなるのです。
料理人がキレの悪くなった包丁を使い続けるよりは新しいのと交換するのが良いように、占い師も道具には拘った方がいいでしょう。タロットをパートナーとして認めるならば、なおさらかもしれません。
使い続けたタロットには引退させて、新しい物に交換する時期なのでしょう。
と言っても、絲は物が捨てられない人間でもあります。[あせあせ(飛び散る汗)]
特に愛着のあるものには、捨てる事への抵抗を感じてしまいます。[ちっ(怒った顔)]
使い続けて磨り減ったタロットはどうしたらいいでしょうか。
どこかのサイトに、土に埋めるとか、神社に預けるとか載っていましたが、それもちょっと可哀想な気がしてしまうのですよね。
いっそ、ばらして気に入ったカードをお守り用に持っておくとか…。[カバン]
綺麗になれるように女帝のカードを化粧ポーチに入れておくとか、お金が入るようペンタクルのエースを財布に入れておくとかw。[るんるん]
でも、それ以外のカードは?と言うとやっぱり捨てるのは可哀想でどこかに仕舞い込んでしまいそう。それはそれでどうなのだろうと考えてしまいます。
盲導犬はある一定の年齢になった時には強制的に引退させるのだそうです。盲導犬はペットではなく、目の見えない方の生きる杖でありパートナーなのです。なので、老いた盲導犬はそのままでは目の見えない方の生活に関わる為に、どんなにその方との関係が良好であっても引退させなければならないそうです。
その際には、協会が決めた施設に引き取られるそうです。何故なら、そのまま飼っていては新しくきた盲導犬に焼き餅を妬いてしまうからです。それに、ずっとその犬がその方の世話をしてたのだから、老いても世話しようとするのだそうです。
人情から考えれば、ずっといた犬を側に置いておきたい。でも、盲導犬はペットではなく生活していく為のパートナー。
ならば、引退させた時には違う所へ引き取らせるのが、盲導犬の為にもなるのだそうです。[もうやだ~(悲しい顔)]
さて、横道にそれましたが。引退させたタロットはどうするべきか。
針供養か人形供養のように、どこかで供養させてくれる所はないものでしょうか。
これまで使い続けさせてくれた感謝の気持ちも込めて、綺麗に引退させるにはどうしたらいいのか。考えてしまいます。[ふらふら]
それでは、これにて。[かわいい]
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「死神」カードの意味 [タロットあれこれ]

タロットの「死神」のカードは恐ろしい髑髏の死神が印象的なので、怖いというイメージで思われてそうですね。[スペード]
でも、そんな事はないのです。このままの状態でいいのかと考えるように促すカードでもあるのです。
しかし、継続を望む人には嬉しくないカードかも知れないですね。[失恋]
今回、このカードを取り上げたのは、このカードの意味が最近変わってきてるのか?と感じることがあるからです。[眼鏡]
何度も書いてますが、絲にとっての初めてのタロット本が葵和歌さんの本で、この本を教科書にずっと勉強してきました。
なので、どうしてもこの本での解釈が基本になってしまいます。[本]
その本では、死神・正位置は「停止・ストップ状態・活動中止」という意味で、逆位置になると「再生・リセット・復活」と意味になってます。
この本の解説には「このカード(死神)ほど正位置と逆位置の意味が違うものは他にありません」と書かれており、タロットの中では正・逆で意味が違うもののナンバー・ワンではないかと思っております。
このカードが対策の位置に来た場合には、「何もするな」とアドバイスしています。
「出来ない」のではなく「しない」のです。
「タワー・塔」がこの位置に来た場合は、「何も出来ない・お手上げ状態」なのですが、「死神」の場合はまだそうではなく、あえて「何もしない」つまり「静観する」という対策がベターだという解釈です。
「死神」と「塔」は似てるように感じる方も居られるでしょうが、「塔」は現状が破壊されることで、「死神」は現状が停止した状態だと絲は理解しています。
なので、「塔」は破壊されてるので立ち直るには時間が掛かりますが、「死神」は停止してるだけなのですぐに動き始めることが出来るのです。
こうした、正・逆で意味がガラッと違うのが「死神」カードの特徴で、メリハリがあるのです。[カチンコ]
ただ、このカードは本や人によって解釈が少し違ってきてるのかと感じることがあります。
「死神・正位置」で「再生・リセット」という意味を持ってきてるのです。
絲が通ったタロット講座もそう教えていまして、どうしても混乱してしまいました。[どんっ(衝撃)]
タロットの正・逆を採らない派の人達も「死神・正位置」=「再生・リセット」と唱えてるようです。
もしかして、「死神」=怖いカード というイメージを払拭する為にこの解釈を持ってきたのかな、と勘繰ってしまいます。
この前、本屋でちょっと手にしたタロット本もそういう流派のようでした。
しかし、講座でこっちの解釈を教えてもらっても、絲の中ではどうしてもしっくり来なくて、このカードだけは師匠の教えに逆らっています。[ふらふら]
今までの占った経験からして「死神・正位置」=「停止」、「死神・逆位置」=「再生」の方が当たってきたものなので。[あせあせ(飛び散る汗)]
例えば、以前このブログで沢尻エリカ嬢の女優復帰について占った所、最終結果に「死神・正位置」が出たので、「女優復帰はまだ無い」と判断しました。
これを「死神」=「再生」と解釈していたら、「女優復帰はもうすぐです」と判断したかもしれません。
数ヶ月経った現在では、どっちが当たっていたかは明白でしょう。
まあ、占い師の潜在意識がそのまま作用するのがタロットなので、占い師の信じる意味がそのまま出るのでしょう。[ひらめき]
しかし、と思うのですが「再生」させるには、まず「停止」があってのことです。
「死神」は文字通り「死を司るもの」であり、活力を奪うものです。その上で「生き返り」もあるのです。
なのに、「再生」が先にくるのが、どうにもしっくり来ないと感じてしまうのです。
でも、人によってカードの解釈は様々なので、「死神」=「再生」で覚えてしまった人がいたなら、迷わずその解釈で行っていいと思います。[くつ]
東日本地震によって日本の国民には失ったものはかなりあって「停止」よりは「破壊」の状態なのですが、いつか「再生」の道を行くでしょう。[晴れ]
「死神」カードが逆位置になるように、停止したものが動くのを待ちたいです。[わーい(嬉しい顔)]
それでは、これにて。[かわいい]

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