「親切」という言葉

「親切」という言葉をどう思いますか？
この言葉を聞いて思う事はやはり「優しさ」「世話焼き」「人情」という事でしょう。
でも、この「親切」って文字、特に漢字を見てドキッとしませんか？
だって、「親を切る」って書くんですよ。
親を切るだなんて、そんな親不孝な文字が「親切」？って不思議に思うでしょ。
でもね、「親切」の文字の漢字の当て嵌めはそういう意味ではないのです。
この「親」は、親（おや）ではなく親（した）しいの意味。
そして、「切」は切る・カットの意味ではなく、一緒にくっ付いてる文字への強調に使われているのです。
「大切」「痛切」などは「大」「痛い」のそれぞれへの強調なのです。
なので、「親切」とは「親を切る」という事ではなくて、「とってもとっても親しくしたい」という事でこの漢字の当て嵌めになったそうです。
親しくなる為に、人に優しくする、人に対して思いやりの気持ちを持つ、そこから人との温かい交流が始まる、そういうことなのでは、と思うのです。
「人には親切にしましょう」と子供にはよく説いてます。優しく思いやりの気持ちを持って行動する事で、「いろんな人と親しくなろうよ」と言ってるようにも思います。
ちなみに、この言葉の文字の件を絲が知ったのは新聞に掲載されていたの豆知識な一角でした。
いろんな人にこの言葉の不思議さと真の意味を知って欲しくて、つい受け売りで書いてしまいました。
今、人への「親切」さが問われているような気がします。
親切にされた人は嬉しいし、その気持ちを誰かに親切にしていく事で、親切の輪は広がります。
そうして行けば、誰もが「親しい」間柄になれる、という事でしょう。
何だか、道徳的な書き込みでちょっと恥ずかしいです。いつもと違いますね。
ちょっとスランプなのかなぁ。
まあ、とにかくこの辺で。