不思議な森のタロット

絲にとって４番目のタロットになるのが、不思議な森のタロットことマジカル・フォレスト・タロットです。
はじめて手にしたフルデッキのタロットは、以前にこのブログで書いた小人さんタロットことノームタロットでした。
しかし、それがマルセイユ版と分かり、改めてウェイト版（８番ストレングス・１１番ジャスティスになってる）のタロットが欲しくなったんです。
そんなに失敗しないように思うのなら、定番のライダー・タロットを選ぶものでしょうけれど、どこか天邪鬼なのでしょうね。どうしてもライダーは選ぶ気になれなかったのですよ。
そして、今度こそと念入りに調べて購入したのが、このマジカル・フォレスト・タロットともう１種でした。
同時に２種のタロットを購入したので、どっちが先とは言えませんが、絲の中ではこのマジカル・フォレストを４番目にあげております。
で、このマジカル・フォレスト・タロットですが、ファンタジー系と言えるもので、動物たちが人物の代わりになって描かれてます。マジシャン（魔術師）はウサギだし、ハイプリエステス（女教皇）は梟だし。中にはこれ何の動物？と思うものもあります。まさしく不思議な森の住人たちのタロットなんですね。
そして、スートごとにテーマの動物が決まっているのも面白いです。
ペンタクルは狐、ワンドは蛙、カップは兎で、ソードは猫です。
そのせいか凄く可愛く感じるんですよ。例えば、ペンタクルの４。男が金貨を握っている絵ですが、このタロットでは狐が金貨を握っていて、まるで子供が宝物を独り占めしてるようでとても可愛く感じるんですよね。
でも、可愛いだけじゃなく、いや可愛いからこそドキッとする絵もあったりします。ソードの１０なんて猫が剣に串刺しになって、しかも目を見開いたままこっち見て死んでるんですよ～。あまりの痛ましさに目を反らしたくなります。
後、ちょっと困ったなぁと思ったのが、キングとクィーンの見分けが付き難いことですね。椅子に座ってる兎だからカップのキングだと思ったらクィーンだったとか。ワンドのキングが２枚も出た？！と思ったらキングとクィーンだったとか。動物モデルなので、男女の区別も分かりにくいんですよ。せめて衣装だけでも着てくれたら分かるのにと思いましたよ。
でも、このタロットは不思議な絵柄のためか、心理面の奥を抉るようなカードの出し方をしてくるんですよ。
なので、このタロットは政治面や深刻な相談や明確な答えが欲しい時などでよく使わせてもらってます。
そして、絲にとってはかなりお気に入りなタロットの一つです。
では、又。