タロットの為の文法問題

タロットは卜占（ぼくせん）なので、運勢とか人の一生を見ることは出来ません。
しかも近い未来、長くてもせいぜい１～２年後くらいまでしか見れないのです。
なので、その人の寿命とかいつ頃結婚というのは見れません。
それに、質問したことにしか答えてくれないので、質問の仕方には工夫が要ります。
質問の仕方が悪いと、タロットは答えてくれないこともあるのです。
たとえば、人間相手でも目的の判らない質問をされたら答え辛いですよね。
いきなり「どうですか？」と尋ねられても「何が？」と聞き返したくなります。
「アドバイスをお願いします」と言われても「何の？どうなりたいの？」とどう答えていいか悩みますよ。
それと同じように具体的でない質問には聞き返してくるような混乱したカードが出てしまいます。
占的（せんてき）＝占いの的を絞ることが重要なのです。
そして、その為への文法、主語・述語・目的語をきちんとすることも忘れてはなりません。
主語‐これは「相談者」に決めておきます。これが軸になるので絶対に主語を相談者から外さないようにします。
相談者自身が「彼は私のことをどう思ってるのでしょうか？」と尋ねて来られても、その通りに質問するのは避けた方がいいでしょう。
何故なら、そのままでは「彼」が主語になってしまうからです。
相談者を主語にするには、文法を変えることになります。
つまり、「○○さん（相談者）は彼にどう思われているか？」と受身系に質問を変えるのです。
そして、述語‐疑問形。どういう形態の疑問形を使えばいいか？ということです。
あまり凝った質問はしない方がカードも答えやすくなります。
「私は彼と付き合えますか？」と質問されたとします。まあそういう質問は出来なくはないのですが、これだとYES/NOになってしまうのですよね。
答えられなくはないのですが、正直答えにくいです。
まず、「彼と付き合えますか？」って、これって本人の努力と相手の意思次第でしょ。
経過を省いて答えだけ要求しても答えにくいですよ。
この場合、「彼とはどうなる？」とシンプルに問い掛けた方がいいでしょう。
結果への問い掛けは全て「～はどうなる？」とした方がカードも答えやすいようです。
複雑な質問の仕方をするよりもシンプルに尋ねる事で、「こうなるよ」と答えてくれます。
そこで、鑑定の結果に満足できない場合は、タロットにはそれに対しての回避の方法を問う事も出来ます。
いわゆるアドバイスカードと言うものです。
その場合には「どうしたらいい？」と問い掛けるのですが、この時に目的語を忘れてはいけません。
人間同士なら「どうしたらいいかな？」と問われても、なんとなくニュアンスで判る場合もありますが、タロットはそういう空気は読めない思った方がいいでしょう。
なので、「どうしたらいい？」の前に「どうなる為に」と目的語をつけた方がより良いでしょう。
「素敵な出会いをする為にどうしたらいい？」「彼と付き合えるようになる為にはどうしたらいい？」「彼女と仲直りする為にどうしたらいい？」という形にすれば答えやすくなるでしょう。
占的を絞ることでカードは驚くほど的確な答えを与えてくれるようになります。
これは人間同士でも同じと思いますよ。最近は空気を読むことばかり求められて、目的語の省略が著しいです。
言葉足らずになってしまい、コミュニケーションが取れてるようで実は取れてないこともしばしば見掛けます。相手に答えてもらいたいなら、基本の主語・述語（疑問形）・目的語ははっきりと伝えたほうがいいでしょう。
まあ、この辺は自分も時々言葉足らずになるので反省したいです。
それでは、これにて。

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節制と戦車と蟹座と射手座

タロットでは、占星術と連動させて１２の星座をカードの当て嵌めてるものがあります。
ただ、その当て嵌め方が本によってまちまちで違う記述もあるようです。
特にそれが顕著の表れているのが、蟹座と射手座の当て嵌まるカードでしょう。
絲が初めて読んだタロット本・葵和歌さんの書かれたものでは、
　蟹座＝節制　射手座＝戦車　と表記されていました。
人ははじめて読むもの知るものはどうしても無防備に信じてしまう傾向があるようで、絲もそれをずっと信じてきていました。
しかし、いろんなタロット本を読んでいくと、蟹座＝戦車　射手座＝節制　と絲が知ってるものと逆の表記されているものを目にするようになりました。
どういうことだろう、と調べていくうちに藤森緑氏の「タロット・リーディング」という本の中でこういう記述を見つけました。
「このカード（戦車）には占星術との関連として『蟹座』があてられているが、タロット・デッキの中には『節制』と入れ替えて、『戦車』には射手座を、『節制』には蟹座をあてているものもある」と。
なんと！つまり、戦車＝蟹座　節制＝射手座を当てはめている所は伝統派で、
節制＝蟹座　戦車＝射手座を当て嵌めてる所はニューウェーブ派（勝手に名付け）という事のようです。
更に藤森氏は、こう続けてます。
「筆者としてもこのカード（戦車）に無理やり蟹座を当てはめた感が拭えず、『節制』の射手座と入れ替えるのは賛成である」と。
つまり、藤森氏は伝統に則って、蟹座＝戦車　と表記したけれど、それには自身でも疑問を持ってられて気持ち的にはニューウェーブ派に賛成らしいです。
イーデン・グレイ氏著の「皆伝タロット」という本もニューウェーブ派らしく、星座の当て嵌め方が葵氏のと同じでした。
ここで比較しやすいように、判りやすく双方を書き出してみます。
左（中央）がニューウェイブ派ので、右が伝統派です。
　牡羊座　・・・　太陽　・・・　皇帝
　牡牛座　・・・　法王　・・・　法王
　双子座　・・・　恋人　・・・　恋人
　蟹座　　・・・　節制　・・・　戦車
　獅子座　・・・　力　　・・・　力
　乙女座　・・・　隠者　・・・　隠者
　天秤座　・・・　正義　・・・　正義
　蠍座　　・・・　審判　・・・　死神
　射手座　・・・　戦車　・・・　節制
　山羊座　・・・　悪魔　・・・　悪魔
　水瓶座　・・・　星　　・・・　星
　魚座　　・・・　月　　・・・　月
と、いう事です。
こうして比べてみると、蟹座と射手座以外では牡羊座と蠍座も違ってますね。
蠍座はニューウェーブ派の方が嬉しいんじゃないでしょうか。死神より審判の方がイメージ良さそうですし。
そこ以外の星座はほとんど一緒です。
ふと気がついてみると、伝統派はカードの順番の並びになってるのですよね。
４番皇帝＝牡羊、５番法王＝牡牛、６番恋人＝双子、だから７番の戦車はその順番で蟹座に？
藤森氏が「無理やり当て嵌めた」と感じたのはその所為かも。
でも、もっと古いタロットでは、「力」と「正義」のカードが入れ替わってたという話ですし、順番説は正しいのかどうか判らないです。
また、「力」と「正義」の入れ替えがあったように、「節制」と「戦車」の星座の当て嵌め入れ替え案もあっていいようにも思えてきます。
でも、これはどちらが正しいと言うのものでもないように思えます。
伝統派は「伝統だから正しいんだ」と言うだろうし、ニューウェーブ派は「カードの意味と星座の性格を考えようよ」と言うでしょう。
また、絲のように最初に覚えたものをそのまま信じてしまう人もいるでしょう。
なので、違う当て嵌め方もあるよーとまあ覚えてもらうといいように思います。
それでは、これにて。

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星座タロット

新しく購入したタロットの話をします。
「３月の運勢」で使ったタロットはその日が初めての占いに使ったものです。
Celestial Tarotという青を基調にした星座をモチーフにしたタロットなのです。
購入したのは１２月の末で、自分へのクリスマスプレゼントのようなものでした。
しかし、新しいタロットへの戸惑いの為、つい使用するのを躊躇っていました。
Celestialとは、「天上」という意味だそうで、「天の星座」をテーマにしたタロットなのでしょう。
とは言え、普段使用しているタロットと絵柄が違うのでなかなか慣れにくいです。
意味自体をよく暗記しておかないとカードのイメージだけで判断すると迷いそうです。
例えば、ハングド・マン（吊られた男）のカードには前面に馬を引く男性神が描かれています。
よく見ると小さーく吊られた男が描いてあります。
これはこのカードが海王星の意味も兼ねているので、海王神ネプチューンのイメージを前面に出したからでしょう。
チャリオット（戦車）のカードは女帝のカードと間違えそうですし、
テンペランス（節制）のカードは勇ましい感じで戦車のカードと間違えそうです。
これは、それぞれに当て嵌まる星座や惑星のイメージに合わせたものだからでしょう。
でも、かなり迷いますね。
小アルカナにもいろんな星座…１２星座以外にもいろんな星座がありますから、それらをすべて当て嵌めた感じです。
でも、どうしてそれがそのカードのなるの？と疑問を感じることもかなり。
例えば、ワンドの６はカラスですし、ソードの９は白い犬ですし、イメージが混乱します。
下方に文字が記されてるのでそれで判断してるという感じです。
でも、ワンドの３がペルセウスで、カップの９がアンドロメダで、こういう発見も面白いです。
それから、オヤっと驚いたのが、ペイジとナイトが無くなっていて、プリンセスとプリンスなのですね。
タロットの中では、こういうデッキもあると聞いてはいましたが、実際に扱うとかなり戸惑います。
ペイジ→プリンセス、ナイト→プリンス　なのだろうと思います。
それでも、見ていると星座に対していろんな想いを持っていけそうで、非常に面白いです。
扱いにくそうなカードのようですが、それでもこのカードは面白いのでいろいろ使ってみたいです。
ホロスコープ法が向いてそうな気がしますね。
ちなみに、このデッキに最初に自分との相性を問うてみた所、１度目で良いカードが出ました。
　カップのクィーン　でした。
この時に出てきたカードがそのタロットの性格なのだろうと思うので、このSelestial Tarotはカップのクィーンのように夢想的でロマンチストなタロットなのだろうと思います。
これからもこのカードでいろんなことを占いたいです。
では、これにて。

タグ：タロット

逆位置の捉え方

最近、タロット占いの中にも、カードの逆位置を採らないで正位置と同じ意味で占う流派もいるのを知りました。
鏡リュウジ氏もこの系統だそうです。占星術の本で読みやすかったので、タロットの本も読んでみようかとアマゾンで調べてみたら、読者レビューを読むとカードの正・逆を採らないとか書いてあって、ええ～となってしまい読むのを躊躇ってしまいました。
タロットの師匠の最近の講座でも、カードの正・逆は採らないで教えてると報告され、ちょっとショック。最近の流行なのでしょうか？
まあ、占い師の中にもカードの正・逆を採らない人もいることも知ってますし、そういう人たちを否定するつもりはありません。
しかし、絲自身は正・逆を採る派なので、そういうのに違和感を感じてしまうのですよね。
確かに、逆位置を覚えるのは難しいです。
タロットのフルセットだと78枚で、正・逆を合わせると156通りもの意味を覚えなくてはなりません。
それに、逆位置の意味は正位置にとってのどういう傾向になるかはそれぞれなので、覚えにくいのも確かです。
逆位置の意味の傾向としては、
　１、正位置の意味の完全否定
　２、正位置の意味を弱める
　３、正位置の悪い意味を過剰にする
の３つが主になるでしょう。
魔術師、太陽、審判、死神　などは１のパターンです。
世界、塔　などは２のパターンです。
愚者、皇帝、隠者　などは３のパターンになるでしょう。
しかし、中にはどっちのパターン？と迷う逆位置もあるのです。
例えば、力のカード。「力不足」と「力の暴走」の両極端な意味を逆位置は持ちます。これは１と３になりますね
戦車のカードもそうですね。「失速」と「暴走」。これは、２と３でしょう。
その時々によってどちらの意味になるか、判断に迷います。判断に迷ったために、占断を間違えてしまうこともあるので気を付けねばなりません。
だから、逆位置の意味を採らないで正位置と同じ意味で占う…という方向に行ったのかもしれません。
また、そのカードそのものの意味を強調しようとした結果、正位置のみの解釈で占断するようになったのかも。
しかし、カードが逆位置で出るにはそれなりに意味があるのでは、と絲は考えております。
なので、逆位置の意味を考慮した上で、占断を行っています。
すでに、正・逆なしで占うことが定着してる人はそれでいいし、その占法を否定はしません。
そういう占い方もあるのですから。
でも、逆位置の意味を採ることで解釈も幅も広がるので、その占法を採用しないのは勿体無いと思ってしまいます。
余計なお世話かもしれませんが。
ちなみに、逆位置の意味に迷った時には、２のパターンを採ると一番ブレがないようです。
それから、桜田ケイさんのタロット本を読んでから、逆位置の場合はそのカードの意味に「＋注意」と解釈することも覚えました。
例えば、ペイジのカードが出たら「子供っぽさに注意」とか、女教皇のカードがでたら「神経質さに注意」などです。
逆位置で出たカードは解釈に迷い、どう占断してよいのかと困るものですが、「逆で出たことにも意味がある」と考えればそれはそれで感じるものがあるのではないでしょうか。
それでは、これにて。

７枚目のマイ・ルール

タロット占者には、それぞれに自分にとってのやり方、マイ・ルールがあるようです。
絲もどうしてもこれをしないとと占った気にならないと思ってしまうものがあります。
それは、カードをシャッフルして纏めた後、上から６枚を取って７枚目から展開させていく事です。
どうしてこういう方法をしてるかと言うと、まあ最初にタロットを学んだ本（葵和歌・著）がそういう方法で書いてあったからです。
正直、どうして先に６枚取るのかは自分でも判ってませんが、そう書いてある以上それに従うしかなく、以来ずっとそれでやって来てしまい定着してしまいました。
どうやら、７枚目という数字の神秘性を重視しての展開法なのだろうと思います。占いなどでは数字に関して敏感のようですので。
その後、タロット教室の師匠も、割とタロット本では好みの藤森緑氏も、６枚取って７枚目から展開されてる方ので、絲もこれまでのやり方を崩すことがありませんでした。
でも、いろんなやり方、いろんなスプレットを知りたいと思うので、他の本も読んでいるのですが、この７枚目ルールではなく、いきなり１枚目からだったり、６枚目だったり…とまあまちまちなんです。
それはそれで本に従えばいいのですが、今まで７枚目からの展開をしてしてきたので自分の中で迷いが生まれてきてしまうのですよ。
とは言え、本の手順を無視して自分流のやり方をするのは気が引けてしまうのです。そう書いてある以上、それに従うのが正しいのではと思えてくるのです。
これは絲自身にまだ自分の中でのマイ・ルールが確定してないからの迷いかもしれません。
手順と位置だけ学んで、７枚目から展開しても構わないのではないか、とも思うのですが…迷います。
自分流を貫くなら貫く、本の通りにするならする、とどっちかにしたらと思うのですけどね。
まだ、少し迷いは続きそうです。
では、これにて。

タグ：タロット

童話風タロット

以前から欲しいと願っていたタロットを先日やっと手に入れました～。
ウィミジカル・タロットというデッキです。
タロットを通販で購入出来るサイトで見た時から一目惚れし、手に入れたいと思っていました。
ですが、絶版らしくて売り切れ状態がずっと続いていたのです。
今回手に出来たのは、実は中古コーナーを見たからです。でも、新品同様と説明もあり、不安もありましたが購入しました。
届いた製品には、箱にはセロファンの包みはないものの、箱の中のカードにはセロファンで包まれてました。新品同様の記述も間違いではなかったようです。
さて、カードの状態ですが、紙質も良いようでとてもシャッフルしやすいです。
色彩も綺麗でカラフルで、絵も可愛いです。
絵の内容はというと、いろんな童話を当て嵌めてるらしく、このカードにこのお話？このキャラクター？と驚くことばかりです。中にはどの物語から出展させてるのか判らないものも多数。自分が知ってる物語が少ないことを自覚してしまいました。
可愛らしい絵柄のため、見ていて飽きないくらいに面白いですが、実践で占うとどうだろうと戸惑ってしまいそうです。
本来のカードのイメージとは違うのもいくつかあったり、下方の文字を見ないと何のカードか判らないのが多数あるからです。
例えば、ジャッジメント（審判）はコオロギが耳元で囁いていたり、テンペランス（節制）は二人の子供が蛙に驚いていて水をこぼしたり、とか。
ペイジは人物ではなく何かのアイテムだったりするので、エースのカードと似ていて間違えてしまいそうです。
でも、綺麗なので全部許してしまいそうです。
ちなみに、ウィミジカルとはどういう意味だろうか疑問に思って辞書で引いてみたところ、そのままの単語はなかったのですが、Ｗｈｉｍ＝気まぐれ、むら気　という言葉を見つけました。
ということは、「気まぐれ的なタロット」という意味のようです。
本当にそんな感じのタロットみたいですね。
これで占ったらどんな結果を出すのかな～。ちょっとワクワクです。
このタロットでも、いっぱい占ってみたいです。
では、これにて。

タロットの月光浴

今日、家への帰り道、月がとても綺麗でした。
満月は昨日だったから、今日は十六夜なんですね。でも、ほとんど満月と言ってもいいほど丸かったです。
その月の側にひときわ明るい星が一つ。月の明るさに消えない明るさを持つ星といえば、これは木星でしょう。確か今は、魚座か牡羊座辺りのはず。そうか、もう天秤座の太陽の時期になってるのだと気付いて、今の月は牡羊座なんですね。
月と木星がランデブーしてる空を見ての帰り道、こういう月の綺麗な日にタロットに月光浴をしてあげると良いというのを思い出しました。本当は満月のほうがいいのですが、これだけ綺麗な月なら構わないような気がしてきたので。
家に着くと、使いすぎて疲れたよ～って顔をしているユニバーサル・ウェイトを出して、月光浴させることにしました。
しかし、タロットを月光浴するってどうすればいいのだろう、とちょっと迷い。箱から出したが、ばらした方がいいのか、どうして月光を浴びさせようか？ベランダで放置して風に飛ばされても困りますしね。
ちょっと考えて、月がよく見える窓から一枚ずつカードを捲って光を浴びさせることにしました。
一枚ずつは少し大変でしたけど、一通り一巡させてみるとなんとなくタロットの雰囲気も変わったような気が。
試しに軽くカットして、月光浴の感想を尋ねて１枚引いてみると、ラバーズ（恋人）のカードが！
リフレッシュしてくれたのかな～とちょっと嬉しくなりました。
こういう月の綺麗なしかも満月に近い月の夜に、またタロットの月光浴をさせたいですね。
では、これにて。

国産タロット

絲にとっての５番目のタロットになるのが、ウィンドミル・タロットになります。
ウィンドミル＝風車　という意味ですが、あまりこれは意味がないようです。これと言って「風車」に見合ったテーマの絵柄ではないので、ただのネーミングかと思われます。
まあ、５番目といっても、マジカル・フォレスト・タロットと同時期に手に入れたのでどっちが先というものではないのですが、とりあえずウィンドミルを５番目にしています。やはり先に見つけて決めたのがマジカル・フォレストなので。
で、このウィンドミル・タロットですが、定番のライダー版を踏襲していて、小アルカナはライダー版の絵の構図がほとんど同じです。
色彩は柔らかくてホップな感じで、キツイ感じがあまりしない優しいイメージの絵柄です。ライダー版を踏襲してるといってもある程度オリジナルを出したいらしく、所々に顔が向いてる方向や立ち位置などの違いがあります。
どちらかというと大アルカナのほうがオリジナル色が強く出てますね。
例えば、サン（太陽）のカードは燃えるような太陽と男女の顔です。子供ではないのですね。
それから、ムーン（月）のカードには、ムスクらしき建物があってそのバックに大きな満月です。ザリガニはいません。
描き手の感性が様々な所に表れているようです。
次にこのタロットの性格ですが、気持ちが優しいのか思い切った答えではなくちょっと遠回りな答えを出してくるのですよ。占う側としてはズバッとした答えが欲しいのに、です。
同時に買ったマジカル・フォレストが面白いように答えてくれるから、どうしても比較しちゃいましてね。
ついつい遠ざけてしまったりしてたんです。
それが良くなかったのか、一度自分との相性を占ってみたら、タワー（塔）が出てしまいました。
これにはさすがに反省し、いっぱい占って関係修復を心掛けました。
そうしていく内に、もう一度相性を尋ねてみたら、カップのナイトが出ました。
最近では、ジャッジメント（審判）まで出るようになりました。
こういう気持ちの表れって、タロットはやっぱり敏感なんだなぁと感じますね。
それに、このタロットは一般的な人情的なことを占うのに向いてるように思います。
まあなんだかんだとこのタロットで占う回数も多いのですよ。
ちなみに、このタロットは珍しい日本産のタロットなんですね。
それも、京都市東山区　らしいです。そんな所でタロットを作ってるとは驚きでした。
もしかして、このタロットの優しいさと遠回しの答え方は日本産だからなのかと思ってしまいました。
最近は良い仕事してくれるので信頼度も上昇してます。
では、これにて。

タロットは怖いもの？

タロットを怖いという人が結構いるんですよね。
行き付けの美容師さんにもタロットの話をしたら、意味もなく「怖い」と言われちゃったんですよ。
多分、死神とか悪魔とか見るからに怖いカードのイメージからそう思われてしまうのでしょうね。
でも、当たり過ぎるから怖い、という人も居られるようです。この前の占星術講座でも、タロットを昔やってたけれど当たり過ぎて怖くなって止めたという人もいました。
当たるのは良いことなのに、それが怖いと思う人もいるんだなぁと感じました。
絲はタロットは怖いものとは感じたことがないし、当たると嬉しいと思うのですけどね。
タロットって何だろう？パートナー？ツール？うん、それもあるけれど、やはり、インスピレーションを引き出す「鍵」かな、絲にとっては。
絲は結構現実主義で思考タイプなので、何かを判断する材料も「経験」だったりします。
でもそれなのに、たまに直感を使いたくなるんです。
上手く言えないけれど、カードを捲った時にたまにインスピレーションが閃く瞬間があって、それが何というか気持ち良いと感じちゃうのですよね。
あと、カードや偶然性に関しては無条件で信頼することにしています。カードを疑ったら占いそのものを否定することになりますから。
まあ、カードは友達　なんてまでは思わないけれど、怖くなんてないよ～と怖がってる人に言いたいです。
では、また。

新しいタロットを手に入れた時

新しい新品のタロットを手に入れた・購入したりした時、すぐには占ったりしてはいけないのだそうです。
タロットはこれから占い師にとっての大切なパートナーになるべき存在なので、まずはそのタロットをじっくりと見て挨拶をし、そして占ってもいいかと尋ねるのだそうです。
というのは、あるタロット本からの受け売りです。
なんて本かといいますと、藤森緑・著「タロット・リーディング」という本です。
絲はその本を手にするまで、新しいタロットを手に入れても何も考えずに即占ってたのですが、それを読んで以降、最初に手にした時にはその方法を実行することにしています。
まずは、タロットの封を切り中身を開けます。カードを手に取り、１枚ずつ見ていくんです。どんな絵柄か、その絵から何を感じるかを心に刻みながら１枚１枚確かめながら見ていくんですよ。
それが終わったら、裏返して１列にスライドさせて「これから貴方（カード）を占ってもいいですか？」と尋ねて１枚引いてみるんです。好い印象のカードが出たらそのままＯＫ。あまり好い印象のカードでなければ、もう一度カードを１枚ずつ見直して、それから同じようにスライドさせて１枚引くんです。好い印象のカードが出るまでこれを続けるんですよ。
ちなみにこの時に、カードをシャッフルやカットをするのかは、その本には書いてないんです。
しかし、そのまま裏返してやったならどの辺にどのカードがあるのか丸判りなので、最初は軽くカットしてから１枚引いてました。でも、最近は混ぜ具合やカードの手触りなどを確かめたくてシャッフルするようになりましたね。
そうして１枚引いた時、１枚目で好いカードが出て来る場合もあれば、何枚も引き直さないといけない場合もあって、それによってそのタロットの性格などが判りますね。
白猫タロットは大も小もツンデレ傾向があるのか、靡かせるのに何度もカードを引かされました。
ユニバーサル・ウェイトは一度目でカップのナイトが出て来ました。優しく導くナイトのような存在のカードで、あまり癖のない占いやすいタロットなんです。
こういう時には、不思議とナイト（騎士）のカードとハイエロファント（法王）がよく出ますね。
パートナーとして占い師の絲を導こうとしてくれてるんだなと感じます。
まあ人それぞれなので、必ずしもそれをやらなければならないということはないですよ。
そんなの面倒くせぇと思われたなら、別に実行しなくても構わないと思います。
人によっては新しいカードにはお香を焚いてそれに潜らせてから使用する場合もあるそうです。
要は、タロットとの相性をいかに好くするかということですね。
では、これにて。