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中二病に関する占星術的考察 [星占いあれこれ]

中二病というものをご存知でしょうか。[眼鏡]
所謂、思春期に発症する一種の誇大妄想病で、主に中学二年の頃にピークにかかるのでそう呼ばれています。
肥大化する自意識と夢見がちな子供っぽさとがない交ぜになり、世間というものが分かり始め、自分の内部意識の葛藤が始まるのがこの時期なのです。
自分が特別と思いたい気持ちと世間に歯向かいたいという自意識と、知識不足で世間知らずな故に起きる幼児性。
いずれ大人になるであろう自分へのある種の反抗なのか、子供世界への決別への抵抗なのか。
まあ、思春期ならではの麻疹のようなものです。
症状としては、とにかく自分は特別な人間と思い込む事ですね。
歪んだ世の中に悲観して世界平和の為に何が出来るだろうと変な行動をしてみたり、逆にこんな世の中なんて潰してやると世界征服を訴えたり新世界の神になるとか言っちゃったり。[たらーっ(汗)]
あるいは、自分がどうしてこの世に生まれてきたのか、どんな使命があるのかと自分探しをしてみたり、自分には特別な力があるとオカルトに嵌ったり。[あせあせ(飛び散る汗)]
と、書いてるだけでも恥ずかしい事だらけですね。[ふらふら]
かく言う絲自身も、中二病で自分探しを始めて占いをするようになったのですから。
まあ、誰もがかかる思春期病と思えば、どんな人にも恥ずかしさと共に懐かしさも蘇ってくるのではないでしょうか。[時計]

さて、この中二病ですが、占星術的観点で考えてみようと思います。[ひらめき]
ここで、まず注目するのは土星です。
土星は29年周期で元の場所に戻ってきます。これをサターンリターンと呼ぶのは結構有名ですね。
で、この半分が丁度14~15歳頃であります。
つまり、中学二年の時期の多くの人は、生まれた時の土星と進行中の土星がオポジション(180度)となるのです。
オポジション-180度のアスペクトは、対立・緊張状態をもたらします。
また、内的な問題提起となったり、「投影」する事もあるのだそうです。
土星の持つキーワードは現実感や社会性。社会性が芽生えるのもこの時期です。
土星は社会性と現実感を投影する形で教えようとしてくれていたのかもしれません。
いずれにしろ、14歳頃に妙に重い意識を感じるのは、これが原因だったのではないでしょうか。

そして、次に注目するのが海王星。[新月]
海王星はほぼ14年単位で一つの星座を移動します。一つの星座に居続けるのが14年なのです。
つまり、14歳の時には生まれた時の海王星と進行中の海王星がほぼ30度になるのですね。
30度はセミセクスタイルというマイナー・アスペクトで、あまり重要視されていません。大抵の鑑定では無視される角度です。
意味的には、「弱いが良い」。まあ末吉程度の角度です。
しかし、14という数字は偶然とは言え興味をそそられます。
もしかすると、海王星がマイナーとは言えアスペクトをもたらす事で、妄想の世界に入る事や、やたらに空想癖を広げたりするのではないだろうか。
中二病特有の誇大妄想は土星だけでは説明が付かず、海王星の軽い関与があったと考えた方が良いかもしれません。
つまり中二病とは、土星が突きつける社会性と、そこから逃避する為の軽い空想がもたらした症状ではないかと推察します。

この病気は中学二年の頃の人が多いのですが、実は人によってその発症時期はまちまちだったりします。
中には、大人になって今頃?!という人もいたりします。
某有名なサッカー選手は、引退する時に「自分探しの旅に出ます」と言いだして、今頃中二病?と世間を驚かせてくれましたが。[サッカー]
それは、土星や海王星のアスペクトの時期が違ってたりしたのかもしれませんね。
占星学では、サターンリターンについての研究をしてる人は結構いらっしゃるようですが、ハーフリターン(?)の土星も研究してみてもらえないかな、と願ってしまいます。[サーチ(調べる)]

勝手な考察ですが、面白く読んでもらえれば光栄です。
それでは、これにて。[るんるん]


タグ:土星 海王星
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