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「愚者」と「戦車」と「力」の違い [タロットあれこれ]

愚者と戦車と力 のカード。[クラブ]
これらのカードは大アルカナなので、出て来るととてもインパクトがあり、勢いとパワーを感じます。
出て来たなら、とても良い意味に捉えられ、成功や順調を意味するでしょう。
この三枚のカードは、内在するパワーの大きさはほぼ一緒なのですが、その使い方に違いがあるのです。[手(チョキ)]

まず、「愚者」はパワーはあるものの、その使い方の分からない子供のようなものです。
行動や想いに方向性やベクトルが付いてないのものだと思って下さい。
それ故にその動きは、フラフラ~としていてどこか危うげです。
ベクトルが無いという事で、どっちに行っていいのかが定まってないのです。
それは思想・理想・想い すべてに当て嵌ります。
まだ何にも染まってない思想は純粋であるが故に、何も知りません。
染まってないというのは、悪にも染まってないのと同時に、善にも染まってないのです。
場合のよっては、それは無知というものにも見えるでしょう。
つい性善説で、無垢=善 と解釈しがちですが、本当の意味での善は学習して身につくものです。
想いもそうです。ベクトルがない。つまり、特定に好意を寄せる相手がいないという事です。
好きという気持ちがあったとしても、それは漠然とした「好き」であって、子供が親を求めるような「好き」なのです。
でも、こうしたフラフラ~とした存在に、人は惹きつけられるのです。
何も出来ない子供だからこそ、その危うさに手を貸してしまうのでしょう。
危なっかしいから、助けたくなる、構いたくなる、与えたくなる。
そうした周囲を惹き付けるのも、「愚者」の能力の一つでもあるのです。

こうした力の塊にベクトルがついたのが「戦車」です。
それこそ一点集中。持てる力を一点に絞り、自分の信じる道に突き進むのです。[右斜め上]
それは、想いに対してもそうです。
特定の相手に向かって一直線に向かうのです。
まさに「狙い撃ち」というやつですね。[雷]
一点に集中した力はとても破壊力があり、その行動力や想いに周囲を巻き込んでいきます。
しかし、だからこそ望むものを手に入る可能性が強いのです。

「力」はそうした一点に向かうのではなく、逆に広範囲に伸ばします。
伸ばす事によってそのパワーは均一になり、包み込むようにも働きます。
行動力も包み込むようにもなる事で優しくなり、強引さよりも包容力を感じます。
想いもそうで、特定の相手や周囲の人を包み込むようにも愛するのです。
それ故に、相手または周囲は手懐けられていく訳です。
「力」のカードの絵を思い出して下さい。女性が獅子を抑えている。それは力で抑えているというよりも、手懐けているのだと言っていいでしょう。
「手懐ける」為の能力の使い方。それが包み込むやり方なのです。
効率的に望むものを手に入れていくのが、「力」の効力・やり方なのでしょう。

以上が、絲がイメージするそれぞれのカードの違いです。
比較する事によって、イメージが鮮明になるので、ちょっと紹介してみました。[るんるん]
それでは、これにて。[リボン]

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