サマータイムへの不安

以前から、でもありますが、エネルギー問題になるとやたら叫ばれてくるのが、サマータイム制度です。
夏の間だけ時間を１時間早める制度なのだそうです。
正直言って、絲はこの制度の導入に対して反対です。
この制度でエネルギー消費に対しての効果はまだ未知数で、どのような効果があるのかは導入してみないと分からないであまりとやかくは言えません。
それよりも、この制度に対しては「働くこと」にばかり注目して、「休むこと」には注目してないように思えてならないのです。
休むこと、つまり「寝ること」です。
サマータイムが行われてるという欧州では「熱帯夜」というものが存在するでしょうか？
夜中になっても気温が下がらなくてずっと寝苦しく眠れないというのが日本の夏の夜です。
２～３時まではまだ暑くて、４時や夜明け直前くらいに漸く少し気温が下がります。短いですが、これで少しは寝られます。
なのに、サマータイム制になればもう起きなければならないのですよ。
せっかくの涼しい時間を眠らせてくれよ～と思いませんか！
冷房を入れればいい？それじゃ何の為の省エネ策？電力削減の為の策じゃなかったのでしょうか。
それから、日本では花火大会が各地でよく行われますが、これに対してはどうするのでしょうか。
大抵の花火大会は８時か８時半に開始されてるのがほとんどです。
サマータイムになれば、８時はまだ明るいので花火には向きません。
ならば、９時台にするのか？遅い時間帯にして待たせるのか？とその辺りの問題もあります。
更に、ペットを飼われてる方の問題。
どのペットも同じではないでしょうが、餌をやる時間が決まってるご家庭でその時間の問題です。
餌の時間をいつもの時間で与えたとしても、実際には１時間早いのです。夏の間はそれでも良いでしょう。
問題は時間を戻す秋以降です。動物にはサマータイム導入の人間の事情など知りません。１時間早い餌の時間を覚えてしまえば、それ以降もその時間で餌の催促をするようになるです。
うちも昔に犬を飼っていたのですが、餌の時間が朝夕２回で夕方は５時にやっていました。
でも、１度だけ２時に与えたのです。夕方に家族で出掛ける用事があったので。
そうしたらそれ以降も、２時に餌を催促するようになってしまったのです。
犬にとっては、餌の時間が上書きされてしまったようです。
サマータイムの期間は以前の時間を守り１時間後に与えればいいでしょうが、数ヶ月も渡る期間の中それに注意を払い守っていけるでしょうか？
つい、以前と同じ時間だと思って餌を与えてしまうかもしれませんよ。
１度でも与えれば、餌の時間は上書きされてしまうでしょう。
動物によっては対応は違うかもしれませんが、犬の場合は律儀なので時間を守ろうとするので、上書きしてしまうようです。
そうなった場合、どうされますか？
まあ、そうしたら理由で絲はサマータイム導入には反対なのです。
それでは、これにて。